生活情報

1.住宅,ホテル

 ルアンダ市内の不動産価格は,近年は徐々に下がってきてはいるものの,依然として貸し手市場が続いています。1LDK又は2LDK住宅の家賃相場は,比較的治安の良い地域にあり,水と電気の供給が安定している物件で,月額5.000米ドル~12.000米ドル程度が相場となります。賃貸契約の際には,賃貸法に基づき月額家賃3ヵ月分またはそれ以下の前払いを要求される場合もあり,高額な家賃の割にマンションの管理が徹底されていない,雨漏りや電気関係のトラブルが頻発するなどの物件もありますので,住居の選定時には注意が必要です。
 

(1)住宅の探し方

 不動産仲介業者,または知人等を通じて探すのが一般的です。アンゴラの不動産仲介業者の多くは物件の紹介だけであり,契約のためには,家主との直接交渉が必要です。新聞にも賃貸物件の広告等が掲載されますが,外国人が住むための最低限の水準を満たしていない物件が殆どですので注意を要します。
 

(2)住宅選定上の留意点

 比較的治安が安定し,買い物に便利な地域として,Miramar地区,Alvarade地区,Maculusso地区, Maianga地区等があります。市内全般で日常的に停電・断水が起こるため,最低条件として発電機と給水タンクが設置されている物件を探すことが重要です。また建物全体のサービス(警備員の配置,エレベーター等の機能,階段等共有スペースの管理,専用駐車場の有無など)を管理人に確認してから入居するのが望ましいです。
 

(3)住宅の契約

 契約期間は1年間が一般的です。契約書は慎重に確認し,解約条項を必ず入れる等解約時の不要なトラブルを避けるためにも注意が必要です。また,契約更改時には契約内容に基づき前拡に大家へ伝える必要がありますが,その際に家賃の大幅な値上げを求められることもあります。
 

(4)光熱費支払いについて

 近年,水道,電気料金の支払い方法が変わり,居住する地域によって前払いか後払いかが決められています。後払いの場合,請求書は送られて来ないことがほとんどのため,各機関に自分で取りに行く必要があります。支払い期限を過ぎると予告無しに供給がストップすることがあるので注意が必要です。支払い方法はデビットカード(前払いの場合のみ)や窓口での現金払いと銀行送金の3種類があります。電話料金についても契約内容により支払いのタイミングが異なりますのでよくご確認ください。銀行送金での支払いに関しては,銀行発行の送金証明書を各会社へ届けないと支払いが反映されませんので注意してください。


(5)ホテルについて

 ルアンダ市内で外国人が利用出来るような宿泊施設は限られており,治安面・衛生面から,外国人が宿泊可能なホテルは常に予約が埋まりやすい状態です。そのため1~2ヶ月程前を目処に予約をし,念のために直前にも再度確認することをお勧めします。また,予約の確定のために一定額の前払いやクレジットカード情報を求められることがあります。
  ホテルは基本的にクレジットカードが通用しますが,機械の故障等で支払いに現金が必要になることもありますのでホテルへ直前に確認する必要があります。尚,ホテルによってはサインではなく暗証番号でのみカード決済が可能な場所もあります。
ホテルにはインターネットのアクセス環境もあります。水道水は水質の問題上,飲用に向かないためミネラルウォーターをご利用ください。
  地方のホテルについては予約時にお支払い方法や設備等も確認されることをお勧めします。

2.食生活

(1)外食・レストラン

 2002年の和平成立後,定番のポルトガル料理からイタリアン,中華料理など新しいレストランが続々と開店しています。提供される主なポルトガル料理は,魚介類を中心とした料理であり,焼いたり,茹でたりしただけのシンプルなものが多く,日本人になじみやすい料理です。新鮮な魚介類に舌鼓を打つのは水産資源の豊富なルアンダならではの醍醐味ですが,魚介類の保存技術が発達していませんので,あまり安い店での魚介類の注文には注意が必要です。特に貝類は一般的にお勧めできません。一食当たり昼食で15~50ドル,夕食で50~100ドル程度を目安としてください。レストランでの支払いでは当地のクレジットカード(MultiCaixa)も使用可能です。
 

(2)食料事情

 農業大国であったアンゴラは長年の内戦で生産が極度に低下し,生鮮食品も含めて大部分を輸入に頼っています。価格は総じて割高です。 コーヒー,ビール,ミネラルウォーター,乳製品,果物,野菜などは一部生産しています。魚,海老等は海に面したルアンダでは,浜辺で水揚げしたものを直接買い付ければ,お刺身でも食べられるほど新鮮なものも手に入ります。

・米
輸入のインディカ米(長粒米)や,ジャバニカ米がどこのスーパーでも手に入ります。産地はアジアやヨーロッパなど様々で,まれにベトナム産やブラジル産の短粒米が大型スーパーの店頭に並ぶこともあります。

・パン
様々な種類のパンが出回っていて,市内にはパン屋がたくさんあり,そこで作られているものは比較的安価で美味しいものもあります。輸入の加工食パンもありますが高額です。

・肉類
大手スーパーなどで,国内産の牛肉や輸入物の豚肉,鶏肉などが入手できます。ブロックで売られていることが多いですが。スーパーのカウンターで頼めば薄切りや挽肉にもしてくれます。国内産の肉類の品質は余り期待できません。ブラジルや中東などからの冷凍の輸入物もあります。

・乳製品
輸入品,国産品とも販売している。牛乳,バター,チーズ,ヨーグルトなど揃えていますが,種類は限定的です。国産のヨーグルトは添加物が少ないため発酵が進みやすく,買った時点ですでに酸っぱいことがあります。

・卵
生産者により黄身の濃淡に違いがあります。大型スーパーのみならず,小さなスーパーでも国産の卵がよく売られています。

・野菜
近年,品数も増えてきていますが,季節によって種類が限定されることもあります。
スーパーではタマネギ,ニンジン,ジャガイモ,サツマイモ,レタス,キャベツ,トマト,パプリカ,落花生,ナス,ピーマンなどは安定的に出回り,ネギ,ショウガ,ホウレンソウ,サトイモ,カボチャ,マッシュルーム,しいたけ,インゲンなども出回ります。ゴボウ,レンコン,ヤマイモ等の根菜は出回っていません。
また,ルアンダ市郊外に行けば,中国人が育てている中華野菜(白菜,大根,長なす,ネギ,青梗菜等々)を購入することができます。

・果物
オレンジ,リンゴ,パッションフルーツ,パパイヤ,マンゴー,パイナップル,ブドウ,洋なし,バナナ,アボカド,スイカ,メロンなどが出回りますが,パパイヤ,マンゴー,バナナ,パイナップルを除き,ほとんどが輸入に頼っているため割高です。

・魚介類
近海でとれるアジ,イワシ,タイ,タチウオ,ハタ類,エビ,イカ,タコなどが半島(イーリャ)の市場,大手スーパーで購入することができます。冷凍のエビ,イワシ,貝類などは大手スーパーで入手できます。

・調味料
砂糖,塩,酢,各種ソース,マヨネーズ,ケチャップ,タバスコ,スープの素などが手に入り,しょう油も外国産のものが出回っています。一般のスーパーでは中華やアジア系の調味料が店頭に並ぶことは少なく,非常に手に入りにくいです。

・食用油
サラダ油,オリーブ油,パーム油が一般的に販売されています。

・飲料
ビール,ワイン,ウィスキー,ブランデー,リキュールなど,国産品,輸入品を含めて容易に入手できる。特にワインはポルトガル産のものが多く輸入されています。また,アンゴラ国産ビールは安価で飲みやすいものがあります。果汁100%フルーツジュースや炭酸飲料も豊富に売られています。

・飲用水
水道水は細菌も多く重金属も含まれているなど衛生上問題があり,煮沸しても飲用に適しませんので,ミネラルウォーターを購入してください。

3.生活用品の購入

(1)スーパーマーケット

ルアンダ市内の主なスーパーマーケットは以下の通りです。ほとんどのスーパー、商店は月~土曜(08:00~18:00)に営業しており、一部のスーパーは日曜日(08:00~13:00)にも営業しています。
 

(2)食器,調理器具

調理は主に電気コンロやガスコンロで行われます。食器,調理器具,台所用電化製品は,中国製など外国製品を中心に購入ができます。ただし,炊飯器やホットプレートは日本で市販されている海外仕様のものを持参することをお勧めします。日本の食器類(ご飯茶碗,湯のみ,汁碗,丼,箸,割り箸等)もまた,現地調達が困難です。


(3)家電製品

電圧は220V~240V,周波数は50Hzでコンセントは二つ丸穴型(欧州大陸式)です。日本製(100V)は変圧器が必要です(アンゴラでは入手困難)。 ドライヤー,電気ポット,調理用ミキサー等基本的な電化製品の現地調達が可能です。当地では停電が多いため,ショートなども起こし,壊れやすく,電化製品のダメージが懸念されるので,変圧器が必要です。


(4)家具

輸入品の現地調達が可能です。カタログでの注文も店によっては可能ですが,輸入手続きは複雑で非常に時間と労力がかかるため,あまりお勧めできません。ルアンダ市の中心部には家具専門店があります。


(5)日用品、雑貨

 日用品,雑貨はスーパーマーケットで購入できます。文房具も基本的なものであれば,一通り現地で揃います。但し,商品の流通が安定的ではないため,店頭で見つけた際にある程度まとめて購入することをお勧めします。


(6)工具、素材

ルアンダ市内のホームセンターでは基本的な工具や資材の購入が可能です。主な店は以下の通りです。
・Bricomat(市内に複数店舗あり)
・Prenda Mat( 〃 )
・SYSTEC( 〃 )
・CASACONE(Viana市)
・Fermat( 〃 )

4.衣料,理容

(1)衣料

外国人が購入するような衣料は品数が限られており,値段も高いです。必要な衣類は雨期の高温多湿に備えた防虫剤や除湿剤と併せて,できるだけ赴任の際に携行されることをお勧めします。また,水道水が透明ではないため,白い衣類は洗濯回数が増えるにつれて変色します。ルアンダでは基本的には夏物衣類を用意すれば問題ありませんが,乾期には夜の外出時に上着が必要になることもあります。地方都市では,季節によって冷え込むこともあるほか,建物の中では冷房がきいているため,薄手の長袖があれば便利です。また,夜間外出時の蚊よけ(マラリア対策)のためにも長袖は有効です。 靴はビーチサンダルやレディースのカジュアルシューズが多少購入できますが,衣類と同様,赴任時に携行されることをおすすめします。また,靴下などについても質の問題もありますので,携行されることをおすすめします。道路事情が悪いので安定した靴底のものが望ましく,また,道が埃っぽく靴が傷みやすいのでケア用品を準備しておくと便利です。

・乾季
6月~10月。曇りがちで、乾燥した気候。最高気温27度前後 最低気温15度前後。
日中は半袖で過ごせますが、朝夕は涼しいため上着が必要になることもあります。

・雨季
11月~5月。晴天が続きますが、短時間で雷をおびた激しい雨も降ることがあります。最高気温35度前後 最低気温20度前後。
この時期は,湿度が高くじめじめとしていますが,一日中半袖で問題なく過ごせまます。
 

(2)礼装

夕食会,ホテルなどで開催されるパーティーでは,女性はワンピースやイブニングドレス,男性はダークスーツ等で済む場合が多いです。モーニングやブラックタイ等の正装で行事に行く機会はほとんどありません。
 

(3)クリーニング

クリーニング店の連絡先は以下のとおりです。但し,仕上がりの質は店によってばらつきがあるため,出来るだけ自宅で洗える衣類を用意し,毛糸洗いやドライクリーニング用の洗剤を日本より持参すると安心です。
・Swiss Clean
住所:Rua Ndunduma N175, Bairro Miramar, Luanda
Tel: 947-042066 / 996-542250, Email: swiss.clean.servicos@gmail.com
*靴・衣類の修復サービスもあり
・EcoSeco
住所:Rua Conêgo Manuel das Neves, N134, Bairro Patrice Lumumba (Cruzeiro), Município de Ingombota, Luanda
 

(4)美容院,理髪店

美容院,理髪店とも市内に個人経営のものがたくさんありますが,ホテル内にある美容院,理髪店を利用する方をお勧めします。外国旅行をする機会を利用することも一案です。シャンプー,コンディショナー,整髪料は日本よりも割高ですが,ブラジルやヨーロッパからの輸入品がスーパーに出回っています。カラーリング剤は手に入りにくいので携行するのが無難です。

 

5.通信,マスメディア

(1)電話

近年,整備が進み,固定回線,携帯電話ともに通信事情は改善されています。携帯電話はMovicel と Unitelの2社があり,通信領域,価格設定等で差があります。市内にある各店舗で即日契約可能です。雨期などの悪天候の場合には上記の両社ともにかかりにくいことがあるので注意が必要です。日本へのかけ方 00-81-日本の番号(局番の0を取る)
 

(2)インターネット

インターネットのプロバイダー(接続会社)が数社あり,ADSLも契約すれば利用可能です。一般家庭向けサービスでは1ヶ月の使用料が60~100米ドル程度です。

・Tvcabo(ケーブルTVサービスを活用) 
URL:http://www.tvcabo.co.ao/ Tel:(+244)-222-680000

・DSTV 
URL:https://www.dstv.com/ Tel:(+244)-226-698989
 

(3)郵便

現状では,郵便制度は有効に機能していません。市内の手紙のやりとりも,郵便を使った場合,紛失する可能性が高いため確実に届けるには直接自分で届ける以外に方法はない状況です。国際郵便も(手紙・小包とも)届かないこともあり,届いても数ヶ月かかることもあります。DHLやFEDEX等のビジネス便は安定的に届きます。


(4)テレビ

・NHK WORLD放送
当地でケーブル放送(TVCabo)と契約することでNHKワールド放送(英語放送)が視聴できますが,契約プランにより視聴できる番組が異なりますので,チャンネルリストをよくご確認ください。

・TPA1(アンゴラ公共放送1)
ニュース,政治・経済,社会面等を中心に放送,娯楽番組もありますが,TPA2よりも硬い番組が多くなっています。

・TPA2(アンゴラ公共放送2)
ニュース等も放映しますが,TPA1よりも娯楽面を中心とした番組編成となっています。

・TV ZIMBO(民放)
現在のところ唯一の民放で,番組内容もより洗練され,若者層を惹きつけています。
 

(5)新聞

・ジョルナル・デ・アンゴラ(Jornal de Angola)
政府系の新聞でもっとも広く購読されています。

・エクスパンサオン(EXPASÃO)
ポルトガル系の経済記事中心の新聞で,アンゴラ経済の概略を知るのに便利です。
 

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