経済協力トピックス
令和4年11月1日
令和2年度草の根・人間の安全保障無償資金協力
「ベンゲラ州バロンボ市農業組合倉庫及び灌漑設備整備計画」供与式
10月14日、丸橋大使はベンゲラ州バロンボ市を訪問し、令和2年度対アンゴラ共和国草の根・人間の安全保障無償資金協力「ベンゲラ州バロンボ市農業組合倉庫及び灌漑設備整備計画」の事業完了確認及び本件協力に係る供与式を実施しました。
本事業は、日本政府が実施団体であるローカルNGOのコミュニティ開発支援組織(AADC)に対し78,849ドル(8,673,390円)を供与し、同団体がバロンボ市カンドゥンド村にて、100ヘクタールの農地に灌漑システムを整備(ポンプ(4基)、ポンプ盗難防止格納庫(2基)、貯水タンク(2基)、揚水・配水管、散水用チューブを設置)するとともに、収穫した作物や種子、肥料、農耕具を一時的に保管するための倉庫を建設したものです。本プロジェクトの完了により、農作物の収穫・保管量の増加及びそれによる現金収入の増加が見込まれ、農業従事者の多くを占める退役傷痍軍人及び内戦未亡人家族等の生存保障を図ることが期待されます。
式典では、バロンボ市副市長をはじめ、AADC及び地域住民から本事業に対する謝意が表されました。


