治安情報

平成28年6月17日

1.一般治安・防犯対策

2002年の和平の成立以降ルアンダ市内の治安状況については,内戦中,大量に流入した国内避難民等がそのまま都市部に定住した結果,市内の至る所にスラム街が形成されており,貧困等を背景とした窃盗,強盗等が頻発しています。また,アンゴラの小型武器保有数は人口の3分の1とも言われており,銃犯罪も増加傾向にあります。日中,人通りの多い繁華街でも強盗犯罪が発生しておりますので,外出の際は充分お気を付け下さい。

 (1)路上での注意事項

  • 白昼でも強盗,引ったくりの類が発生しているので,たとえ近距離でも徒歩による移動は避ける。外出の場合は,できるだけ現地の事情に通じた人物と行動を共にする。また,目立つ装飾品は身に着けず,アタッシュケース等のカバンもなるべく持ち歩かない。
  • 貴重品は分散して保管し(パスポートと現金は別の場所に保管する),万一被害にあった場合被害届や保険請求をするときに備え,貴重品のリスト(カード番号や製造番号を控える)を作成しておくことが必要です。
  • パスポート等身分証明書の携帯は必須です。路上での物品の売買及び両替は禁じられているので,誘いかけがあっても利用しないでください。

 

(2)自動車利用時での注意事項

  • 車を利用する場合はドアをロックし,窓も閉めてください。乗車中に車外から話しかけられても警察官以外の停止には応じないでください。自動車強盗が散発しているので,車であっても危険地区や郊外及び夜間の外出は極力避けてください。特に乗車,降車の際には周囲に注意してください。最近はドアの開閉時に小型スクーターでドアの隙間に割り込み,ドアを閉められないようにして物品の強奪を行う手口が顕著に見られます。
  • 市場,ホテル,レストラン,公共駐車場等で車を止める場合,多くの人が寄ってきて洗車や車の見張りを申し出ますが,車から離れる際は必ずドア,トランク,窓が完全に閉まっているか否かを確認してください(車を降りる間際に,気付かないうちに半ドアの状態にされ,車内が荒らされる事件が発生しています)。
  • 車から離れる際は,ハンドル・ロックは必ず行い,車内に何も残さないようにしましょう。近くに警備員等がいれば車の見張りを依頼するのも肝要です(0.5~1米ドル程度のチップを要求される場合もあります)。
  • 運転中も含め,外から見える場所には決して物を置かず,トランクに物を入れておく必要がある場合は他人が見ていないところで入れてください。

 

(3)ホテル等泊先での注意事項

  • 来訪者があった場合,ドア・スコープ等により相手を確認した上でドアを開けるようにしてください(チェーンロックをかけたまま開けてください)。
  • 緊急事態や急病に備えて,現地の事情に詳しい人や緊急病院の電話番号を控えておく。 

 

(4)警察や写真撮影

  • 一般にアンゴラは警察の権力が強く,路上での尋問,連行等が見られるので,そのような状況に遭遇した場合は,たとえ不当であっても冷静に対応するように注意して下さい。
  • 外国人に対する不当な金銭や物の要求もあります。
  • 空港,政府機関,軍事施設,港湾施設等は撮影禁止となっていますので,絶対に撮影しないで下さい。戸外においては近隣にどのような公的施設があるか分からないので,写真撮影は警察に嫌疑を掛けられ拘束・逮捕される可能性がありますので注意して下さい。

2.治安情報の発出