渡航関係

令和5年11月1日

1.予防接種

 当国ではワクチンの保存が安定せず,接種後のショック状態の救命処置等も当地では保証されないため,入国前に品質の安全な地域での接種を済ませておくことが望ましいです。また,学校により接種した予防接種の一覧の提出が必要な場合がありますので,英文の予防接種証明書を持参することが望ましいです。

 

赴任する際に必要な予防接種(参考)

  • 黄熱病
  • A型肝炎、破傷風トキソイド
  • B型肝炎、狂犬病、腸チフス
  • 余裕があれば髄膜炎(4価のもの)
  • 昭和50~52年生まれにかかわらず,ポリオワクチンを計3~4回摂取が望まれる。(幼少期に2回していれば追加1~2回)
  • 麻疹,水痘の追加接種

2.フライト情報

2017年4月現在,日本からの直行便はありません。首都ルアンダから直行便が出ている主要都市は以下の通りになりますが,最新情報は各航空会社にご確認してください。
 

(1)欧州

ロンドン(英国航空
フランクフルト(ルフトハンザ航空
ブリュッセル(ベルギー航空
パリ(フランス航空
アムステルダム(KLM
リスボン(TAPポルトガル航空

(2)中東・アフリカ

ナイロビ(ケニア航空
アディスアベバ(エチオピア航空
ドバイ(エミレーツ航空
ヨハネスブルグ(南アフリカ航空
ウィントフック(ナミビア航空
マプート(モザンビーク航空
 

3.入国時の注意(空港)

  • アンゴラへの入国には原則査証(ビザ)が必要です。手続きに関しては在日アンゴラ大使館にお問い合わせ下さい。
  • 入国時には有効なパスポート(有効期間6ヶ月以上)と査証の提示が求められます。イエローカード(黄熱病予防接種証明書)は,アンゴラ共和国2023年10月26日付官報にてイエローカードの提示が不要となる旨発表がありました。詳細につきましては,在日アンゴラ大使館及び航空会社とご確認をお願いします。なお,アンゴラは黄熱病予防接種が,WHOより黄熱病流行国に指定されており,入国10日前までに接種を行う必要がありますので,十分ご注意下さい。詳しくは接種する医療機関にお問い合わせください。※イエローカードの提示免除となりましたが,イエローカード原本を持参することをお勧めします。
  • 通貨の持ち込み,持ち出しはアンゴラ中央銀行により以下のとおり定められています。しかし,これら規則について空港職員に周知されているとは限らないこと,居住・非居住の解釈が必ずしも明確ではないこと等により,空港で無用なトラブルを避けるためにも,多額の通貨の持ち出し,持ち込みは控えた方が無難です。なお、本件にかかる最新情報は,入出国前に必ずご自身でアンゴラ中央銀行のホームページ等で確認して下さい。

 

  アンゴラ国籍所持者もしくは、アンゴラ政府発行のレジデンスカードを所持している外国人 アンゴラ政府発行のレジデンスカードを所持していない外国人
外貨持ち込み制限 10,000ドル相当まで 10,000ドル相当まで
外貨持ち出し制限 18歳以上 10,000ドル相当まで 18歳以上 10,000ドル相当まで
18歳未満
(成人に同行する場合)
禁止 18歳未満
(成人に同行する場合)
禁止
18歳未満
(単独で旅行する場合)
禁止 18歳未満 1,000ドル相当まで
クワンザ持ち込み制限 50,000クワンザまで
クワンザ持ち出し制限 50,000クワンザまで

4.通貨,支払いについて

 (1)アンゴラの通貨

 国内で流通する通貨はクワンザ(KZ又はAKZ)と呼ばれ,紙幣が5,000KZ,2,000KZ,1,000KZ,500KZ,200KZです。硬貨は200KZ,100KZ, 50KZ, 20KZ, 10KZ, 5KZ, 1KZ及び50¢(センティモ)が存在します。
 

(2)現地通貨への換金

 外貨現金(主に米ドル)は銀行の外貨交換窓口,または市中の両替屋で両替することができます。ユーロ等も両替可能ですが米ドルと比べ,換金窓口が限られます。また,市内の大型スーパーマーケットには銀行窓口や両替屋は併設されているところもあります。現在のレートについては,アンゴラ中央銀行のホームページをご参照ください。

 

(3)支払い方法

基本的には現金(クワンザ,または米ドル)による支払いとなります。一部のお店,レストラン等では現金の代わりにで当地銀行が発行するデビット機能付きキャッシュカードで支払いができるところもあります。トラベラーズチェックは普及していないので注意が必要です。また,国際クレジットカードは一部のスーパーマーケット及びホテル等を除き通用しません。