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アンゴラのダイヤモンド鉱山

 

 アンゴラは世界第4位のダイヤモンド生産国としても有名です。中でも、内陸部、ルンダ・スル州のカトカ鉱山は、産出量が多いアンゴラを代表する鉱山です。


カトカ鉱山会社(A Sociedade Mineira de Catoca Lda)は、以下の出資に基づくアンゴラ企業です。

 

Endiama 32.8% アンゴラダイヤモンド公社
Alrosa 32.8% ロシア鉱山会社
Odebrecht 16.4% ブラジル建設会社
Daumonty 18.0% イスラエル系企業


アンゴラでは1965年以降、ダイヤが発見され、80年代に調査、開発が始まりました。1995年アンゴラ政府によりカトカ鉱山会社設立。施設の建設が始まり、1998年操業が開始されました。現在、年間800~1000万トンの土砂を処理し、年間600万カラットのダイヤを生産しています。 

 

    

 

 ルンダ・スル州の州都サウリモ市から車で30分ほどでカトカ鉱山に到着します。距離にして約35km。鉱山といっても、山ではなく平坦な地形。途中の道は許可なく立ち入り禁止となっています。露天掘りで、直径は1.5km。現在の深さは110m。700mの深さまで地質情報を収集済み。露天の一段の高さは10mから20m。このような巨大な露天掘りが複数存在します。

 

     

 

 鉱山から運ばれた土砂や岩は大がかりな機械にかけられ、固まりを砕いてダイヤモンドを取り出します。その設備は7、8階建てのビルくらいの高さがあります。全てコンピュータ処理されており、ダイヤはセンサーで自動的に検出されます。

 

     

 

 カトカ鉱山ではCSR(企業の社会活動)にも力を入れており、学校建設等地域の教育や、職業訓練等に取り組んでいます。また、ルンダ・スル州は、土地、水に恵まれ、農業の潜在性が高いとされており、地域の産業活性化の観点から、食品加工業の起業(乳製品、大豆製品等)も支援しています。