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IMFの第4次レビュー

 

平成23年2月            

 

2009年11月に承認された、IMFによる27ヶ月のプログラム(14億ドル)である、「対アンゴラ・スタンドバイ取極」の第4次レビューに伴うプレスリリースが公表されました。(http://www.imf.org/external/np/sec/pr/2011/pr1118.htm)要点は次のとおりです。

 

1.第4次レビューの結果、IMFは、アンゴラに対する1億7820万ドルのディスバースを決定しました。これによって、IMFによる対アンゴラのディスバースは合計で10億7000万ドルとなります。

 

2.アンゴラは、2010年12月末時点で、(1)未払い金の累積、(2)中央銀行(BNA)によるクレジット、(3)銀行による政府への貸付金額、の3つのパフォーマンス基準をクリアできませんでした。しかし、IMFはこれらを不問に付することとし、未払い金の累積及び中央銀行によるクレジットについては、上限を緩和することを決定しました。

 

3.その理由として、原油価格の回復に下支えされ、鍵となるプログラムの導入が功を奏し、マクロ経済の安定性が大きく向上したこと、外貨準備高が着実に増加しており、支出抑制によって財務状況が改善していることが挙げられます。これによって、2008年~2009年に積み上げられた国内未払い金を解消する余裕がでており、アンゴラ政府は、今年3月末までに残りの国内未払い金を解消することを計画しています。

アンゴラ中央銀行(BNA)

政府の未払い金問題によってストップしていた工事が再開され、最近はルアンダの至るところでクレーンが動いています。