現地メディア向け開発協力プレスツアーを行いました
11月22日,現地メディア向けプレスツアーを実施し,メディア会社ルモグループ(メルカド紙、ヴァンガルデ紙、その他)の1名のジャーナリストとカメラマンが参加しました。このプレスツアーは,日本の開発協力が現地メディアで取り上げられる機会を増やすとともに,アンゴラ国の政府関係者,知識層およびアンゴラ国民への情報発信を強化するためのものです。
プレス一行は、ウイジェ州を訪れ、草の根・人間の安全保障無償資金協力「ウイジェ州キンデヌコ村浄水システム整備計画」供与式の視察を行いました。
皆に水を!
給水施設がないウイジェ州キンデヌコ村に、湧き水をポンプで引き、ヤマハ発動機の浄水器を設置することで、村人に飲料可能な安全な水を提供する給水施設を整備する草の根・人間の安全保障無償資金協力の案件の供与式に出席しました。
村の住人は、これまで約1キロ離れた水源から山道(標高差100メートル)を歩いて水を運んでいましたが、この事業により女性や子供の重労働が減少し、また生活飲料が浄水されることによって下痢などの感染症が減少すると期待されています。
ドミンゴス・ウイジェ州水・エネルギー局長から、「皆に水を」プロジェクトを進めているものの、資金不足という問題を抱えており、日本を含むパートナー国の援助によりコミュニティーに安全な水が供給出来ることに感謝していると謝辞が述べられました。
プレスツアー後、同行記者はこの供与式の様子と共に、ヤマハの飲料用水給水システムは、アジア各国やセネガル、モーリタニア、ベナン等のアフリカ諸国でも導入されており、科学凝固剤を使わず濾過する方式の環境に配慮した給水設備であると、執筆した記事の中で紹介しました。アンゴラ国民の我が国の技術を利用した開発協力事業への理解が一層深まったものと思います。
関連リンク(外部サイト)
Vanguada紙の記事
(葡語)Programa “Água para Todos” ganha apoio japanês no Uíge(12月13日)
(邦訳:「『皆に水を』プログラムがウイジェにて日本の支援を獲得」)
Jornal de Angola紙の記事
(葡語)Japao garante mais apoios para accoes de desminagem(11月24日)
(邦訳:「日本が地雷撤去に向けた更なる支援を約束」
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