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テーマ:平和の配当? カバ、ライオンが戻った!
2010年12月8日
最近、アンゴラの中央内陸部のベンゴ州アンドゥーロ地域、クワンザスル州の川沿いの地域に、長い内戦中に姿を消していたライオン、カバなどの野生動物が戻りつつあるとの報道を目にするようになりました。アンドゥーロ地域は、ライオン、象、シカ、カバ、ウサギなどの多様な野生動物相を持つ地域であり、動物にすればやっと安全になったので故郷に戻ってきたというところであろうが、現地住民はライオンの出現でパニック状態に陥り、30頭を超えるカバの出現で農作物への被害が発生しているようです。自然保護、野生動物保護を推進する政府と被害にあう地域住民との調整が今後の課題となっているようです。
35年くらい前には、ルアンダの南方50~100キロ前後の地域でも象、バッファロー、ヒョウなどの動物をよく目にしたという話を聞きますが、長期の内戦中、一部は食料として捕獲され、また、一部は地雷などの危険を避けるために本能的に安全なアンゴラの奥地更には隣国に移動したとも言われています。
南部のナミベ、クネネ、クワンドクバンゴ州などナミビア、ザンビアなどと国境を接する地域にも野生動物が戻りつつあり、周辺諸国とともに国際的な自然保護区を形成する構想も動き出しています。

(アンゴラのワニ)
(以下は隣国 ボツワナのチョベ国立自然公園で撮影した野生動物)
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(35年前のアンゴラはこんな風景か |
カバは既にアンゴラの河川に戻りつつある |
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アンゴラにも象が戻りつつある |
アンドゥーロ地域のライオンもこんな感じ? |

(アンゴラのシンボル「パランカ・ネグラ」に酷似した動物,内戦中にアンゴラから避難してきたものの子孫かな….)
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