
ビエ州の州都クイトのメインストリートにあるビルです。壁に無数の銃弾痕が
残っています。

ウワンボ州の州都ウワンボ左側ビルには砲弾で開いた穴が、右ビルも一部が
破壊され、壁には銃弾痕が残っています。

上下二枚の写真は同じビルです。凄まじい銃弾痕がみられます。(ウワンボで撮影)

ウワンボは、反政府軍であったUNITA軍の根拠地でした。ウワンボは、植民地時代は、ノーバ・リスボン(新リスボン)と呼ばれ、気候温暖で美しい町であったと地元の人は話しています。現在、漸く復興の槌音が聞こえ始めたところです。

現在人が住んでいるビルにも銃弾の痕が見られます。
銃弾痕はあっても、銃声も聞こえない、銃弾も飛んでこない
平和の喜びを住民は心から噛みしめていることでしょう。

地方を旅すると道路脇に放置された戦車の残骸と出会うことがあります。砲塔の錆が
平和の長さを測っているようです。

対人、対戦車地雷です。ウワンボで活動している国際NGOのセンターで撮影。
日本政府もこのNGOに対する資金支援を通じて、多くの地雷除去に貢献しました。
対人地雷は敵を殺さないように傷つけ、食料を消費させ敵に厭戦気分を起こさせるという、
極めて非人道的な兵器です。東欧製、欧州製、米国製、ソ連製、中国製、南ア製等極めて多種の地雷が発見されています。

地雷とともに、長期的に問題を残すのが不発弾です。子供たちが玩具にして事故を起こすケースが多く、
不発弾問題は今後何十年も続く問題でしょう。

ウワンボにあるアンゴラ地雷除去院所有の日本製地雷除去機です。アンゴラでは、
山梨日立とコマツの地雷除去機が活躍しています。